
日展、日春会で活躍をする日本画家、間瀬静江の展覧会を開催いたします。
愛知県半田市出身、横浜市在住。
父は、日本画家の間瀬琳一。名古屋芸術大学で教授を務め、中部日本画会を設立し、その中心幹部として地域における日本画の発展に尽力した人物である。
幼い頃より日本画に触れる環境で育ったが、画よりも文学や和歌、音楽を愛する少女であった。小学校から高等学校までは吹奏楽部に所属し、多感な時期を過ごした。和歌やピアノは、現在も嗜んでいる。
画家を志すきっかけは、尊敬する父の影響が大きい。だが、自分で新しいものを作ること、作り出していくことが生きていくことだと思っていたと、間瀬は当時を語っている。
愛知県立芸術大学絵画科日本画専攻へ進学し、片岡球子に師事する。とても熱心な指導をすることで著名な教授の下で学んだ。卒業後は、数々の展覧会へ出品し、入選、受賞する。
1986年 日展、日春展に出品し入選(以後出品を重ねる)。この年に佐藤太清に師事する。
1992年 日春展出品作が外務省に買い上げされる(以後同2回)。 2001年 ・ 2003年 日展で特選を受賞。
2012年 日展 審査員(以後同2回)、2017年には 新日春展 審査員(以後同3回)を務めるなど、画壇での評価の高さが窺える。
間瀬作品は、童子 植物 動物 宇宙などをモチーフにした日本画を、一貫して温かい眼差しで描いている。
日展、日春展に出品を始めた頃は、特に罌粟(けし)に魅せられ、その怪しげで蠱惑的な花弁の美しさ、火炎を思わせる葉の形態に「心をわしずかみにされてしまった」という。
薬用植物園に通い、宗教的 秘教的な趣のする植物を夢中になって写生し、知見を深めていった。
日展出品作「罌粟図」は、初期の傑作と言うに価すると、美術評論家の 瀧 悌三 は言葉を寄せている。
童子シリーズの始まりは、2010年の日展出品作「童子蓮華坐象」である。間瀬の中での童子は、男女の区別はなく子供としてとらえている。奈良法華寺の「阿弥陀三尊及び童子図」に魅せられ、旗を持ち浄土へ先導する「持旗童子」(じばんどうじ)が間瀬の描く童子の原型である。
童子を主役に据えた叙情的で物語性のある作品から、さまざまな姿に変わりゆく様子を描き、内面の変化や成長を感じる作品。自然の要素や、幻想的 精神的な独自の世界観が、より豊かに表現された作品へと、画風は時が経つにつれて深まり、現在も作域の翼を広げ続けている。
本展覧会では、日展 日春展出品作を中心に、約50点を「花鳥」 「童子」の2つのテーマに分け展示いたします。
日本画特有の色鮮やかな色彩とともに、素晴らしい作品の数々をご高覧ください。
| 会期 | 2026年4月10日(金)〜6月28日(日) 【前期】4月10日(金)〜5月18日(月) 【後期】5月20日(水)〜6月28日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 10時~16時(最終入館15:30) |
| 休館日 | 月・火曜日 ※5/3(日)・6/7(日)はギャラリートークを開催いたします ※5/4(月)・5/5(火)・5/18(月)は営業いたします |
| 料金 | 大人600円/中高生300円/小学生以下無料 |
| 主催 | 森の美術館 |
| 後援 | 半田市 流山市 流山市教育委員会 |


森の美術館 〒270-0122 千葉県流山市大字大畔315 TEL/04-7136-2207