お知らせ

2025/01/06「原 太一展」 A Scrapbook of Journeys ~ ギアス氏と相棒の旅 ~を開催いたします

新年あけましておめでとうございます。
森の美術館をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
2025年最初の展覧会は、白日会で活躍する新進気鋭の画家、原太一展を開催いたします。
 
1982年(昭和57年)千葉県松戸市に生まれる。
父で画家、原大介の教育方針で、幼い頃より粘土や絵を描く、物を作ることなど、アートを身近に感じる環境で育った。
その一方、普通の家庭への憧れを抱き、将来はサラリーマンになろうと中学・高校は進学校へ通った。
しかし、進路を決める段階になり、やはり自分で何かを作る仕事がしたいという思いが強くなり、父と同じ画家の道を選び、武蔵野美術大学造形学部油絵学科へ進学する。
 
大学時代は、制作漬けの日々の中で、何を描いたらよいか苦悩するも、イラスト風のポップなテイストの入った作品が評価された。
この頃は、飼っていた愛犬を主人公に、メカやロボットなどSF的な要素を配置するポップな作品を描いていた。
大学4年生の時に、銀座の貸し画廊で個展を開き、画家としてデビューを果たす。
卒業後は、絵画教室で教鞭をとりながら定期的に発表の機会はあったものの、作品に確信を持てずにいた。
そんな状況を打破するきっかけになったのが、ウサギのモチーフであった。「月うさぎ」と言う店舗で、絵画教室の発表展に向けて、DM用にウサギを描いたところ、ウサギを主人公に据えた画のイメージがとめどなく溢れ出し、このモチーフに可能性を感じたという。
幼い頃からピーターラビットやバックスバニーなどのイメージに囲まれ、親しみがあったことも選択した理由の1つでもあった。
 
2017年に「未明の出発」を制作する。行き先もわからないまま筏にのって出発していくウサギの姿が、当時の原自身と重なり、この作品が画家としてのターニングポイントとなったという。
「未明の出発」を日動画廊主催の昭和会展に出品し入選。翌2018年第53回昭和会展でニューヨーク賞を受賞。
ザ・コンテスト・インニューヨークでグランプリを受賞し、画家としての活躍の場を広げていく。
2019年第95回白日会展で白日賞、大宥美術賞。2023年第99回白日会展でSOMPO美術館賞を受賞し、白日会 美術界の明日を担うであろう若手精鋭画家の1人となった。
 
原作品は、擬人化されたウサギのギアス氏と、相棒の犬ジョンが世界を体験するために旅をするシリーズを見事な描写力で描いている。ギアス氏の半分は鑑賞している方で、もう半分は原自身。
風景や建物、乗り物、懐かしい思い出、体験や空想、キャグ、憧れ、恐れ、巨匠たちの名画へのオマージュや社会風刺が入り、独自の幻想的世界が生き生きと表現され、見る人の目を楽しませてくれる。
 
本展覧会では約60点を展示致します。
画の中にギアス氏と相棒ジョンを探しながら、素晴らしい旅をご一緒にお楽しみください。
 
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■会  期:2025年1月10日(金)~3月30日(
■開館時間:10時~16時(最終入館15:30)
■休 館 日:月・火曜日
■料  金:大人600円/中高生300円/小学生以下無料
■主  催:森の美術館
■後  援:松戸市 松戸市教育委員会 流山市 流山市教育委員会
■協  力:笠間日動美術館 渋谷教育学園幕張高等学校
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■本件に関するお問い合わせ先
森の美術館 〒270-0122 千葉県流山市大字大畔315
TEL/04-7136-2207
HP/ https://morino-bijutsukan.com/
 
原太一展
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