院展を中心に、公益財団法人日本美術院同人として第一線で活躍をされている長野県出身、茨城県龍ケ崎市在住の日本画家、倉島重友展を開催致します。
清廉な作風の評価は高く、2012年 再興第97回院展「合歓」で内閣総理大臣賞を受賞し、日本画壇において確固たる地位を築いています。
現在は、広島市立大学名誉教授として後進の育成にも尽力されている他、郷里の長野県の小中学校へ作品を寄贈するなど、情操教育にも寄与されています。
その貢献を称えられ2019年に、長野県千曲市より「千曲市名誉市民」の称号を贈呈されています。

 

倉島作品は、家族・郷里の長野県・茨城県龍ケ崎市周辺・インド・中国の自然や、その地で生きる人々をテーマとし、淡く柔らかな色彩と、丁寧かつ繊細なタッチの筆使いで情緒豊かに描かれています。
本企画展では、院展に出品された作品の他、茨城県近代美術館所蔵の 四曲一隻屏風「東風釣人」の他、三点の素晴らしい作品も見どころの一つとなっております。
長年にわたる画業の足跡をどうぞご高覧下さい。

 

 

■会期：2022年10月1日(土)～12月22日（木）
■開館時間：10～16時（最終入館15：30）※事前予約制
■休館日：月・火曜日　※12/19(月)・12/20(火)は営業致します
■料金：大人600円／中高生300円／小学生以下無料
■主催：森の美術館
■後援：龍ケ崎市　龍ケ崎市教育委員会　流山市　流山市教育委員会

 

【ご挨拶】
倉島先生が当館にご来館された際、ご一緒された画廊の奥様からの提案に、先生が快諾されこの展覧会の開催が決まりました。
先生の作品は以前から院展で拝見しており、 日本美術院同人として活躍されていることを知っていましたので、大変嬉しく思いました。

 

倉島先生の作品は、豊かな自然の彩りを穏やかな色調で描き、 見る者を静穏の世界に誘うような印象を受けます。
作品の前に立つと惹き込まれるような感じさえします。
穏やかな画風は、先生のお人柄そのものではないかと思います。

 

茨城県近代美術館からは「東風釣人」他3点をお借りできました。
特に「川風」は先生の代表作となる作品とお聞きしていますので、当館に展示出来ることは大変光栄なことです。
地域の皆様に先生の作品をご覧いただき、柔らかな風の刻を感じていただければ幸いです。

 

コロナ感染症が未だ収束に至りませんが、感染症対策を十分に行い、この時だからこそ素晴らしい作品に出会う機会になればと思います。

 

森の美術館 館長　森 忠行

 

 

■9月26日（月）～9月30日（金）
搬入出作業・施設設備点検の為、休館とさせて頂きます。

 

※新型コロナウィルス感染予防の為、入館制限、営業時間短縮ならびに、感染症対策を行いながら、実施いたします。
※国内外情勢・感染拡大状況により開催内容を変更する事がございます。予めご了承ください。
※詳細につきましては、森の美術館HP(https://morino-bijutsukan.com/)のお知らせをご覧くださいます様お願い致します。